Ulefone T1をRoot化する

はじめに

Ulefone T1はミドルレンジスペックの中華スマホですが、RAMが6GBと多いのが特徴です。
それ以外にもAndroid 7.0、8 core CPU、64GB ROM、デュアルカメラ、プラチナバンド(B19)に対応、となかなかのスペックを有するにも関わらず、セール時は2万円前半で買える価格が魅力です。
現時点のスマホに6GB RAMも必要なのか?という意見もありますが、RAMが多すぎて困ることはありません。
レビューは多くのサイトで記載がありますので、レビューは割愛し、Root化の手順を自らのメモ代わりとして、残すものです。
手探りでRoot化をしており、不要な手順があるとか、順番がおかしいとかあるかもしれません。

※Root化にはリスクを伴うと共に、Root化を推奨するものではありません。Root化の作業によって最悪の場合はスマホが起動しなくなる可能性があります。Root化は自己責任でお願いします。

作業手順

作業中に全てのデータが消えるため、購入直後に実施するのが無難です。
当初はWindows10 x64(64bit)のパソコンを使用していましたが、FlashToolでROMの書き込みがうまくいかず、FlashToolのみは予備機のWindows10 x86(32bit)を使用しています(原因不明)。
なお、ROMの書き込みはT1のRoot化で必須ではなく、ROMをついでに最新化をしたときに実施したものです。

◎作業に必要なファイルをダウンロードする

needromからUlefone T1のOFFICIALのROMと、CUSTOMのROMをダウンロードします。

・Ulefone T1 V05 20171030(ROMを最新化しなければ不要)
・FlashTool v1728(FlashToolはROMを最新化しなければ不要ですが、中に入っているドライバーは使用します)

・recovery-20170912-t1-twrp(TWRPが入ったROMイメージです)
・Magisk-v14.2(1420)


◎MediaTek SP Driverをインストールする

USBドライバでWindows10では必須ではないとの書き込みもあるのですが、インストールをしておきました。

〇Windows10で署名なしドライバーをインストールできるようにする

MediaTek SP Driverの署名の有無が不明でしたが、インストール中に署名なしドライバーの確認画面が表示されたので、インストールをする前に実施した方が良いです。
なお、この設定はパソコンを再起動する前しか有効ではないため、この設定を実施したすぐ後にMediaTek SP Driverをインストールをしないと意味がありません。
以下のサイトがわかりやすくて参考にしました。

Windows10で署名なしドライバをインストールする方法/テストモードにする方法

Windows10に「署名なしドライバ」をインストールする方法や、テストモードに移行する方法の紹介です。Windows8時代とほぼ同じ手順です。

〇MediaTek SP Driverのインストール

「FlashTool v1728」の中にある「Driver_Auto_Installer_v5.1632.00.exe」を実行します。
インストール中に赤画面で「ドライバー ソフトウェアの発行元を検証できません」と表示されるはずなので、「このドライバー ソフトウェアをインストールします」をクリックします。

◎ついでに最新版のROMをインストールする(必須ではない)

せっかくなので最新のROMの「Ulefone T1 V05 20171030」を入れました。
Root化には全く関係はありませんので、ここは飛ばしても問題はありません。

私のパソコンではWindows 10 x64(64bit)ではうまくSP Flash Toolがスマホ認識をできず、予備機のWindows 10 x86(32bit)だと、うまく認識しました。
申し訳ないですが、原因は分かりません。
更にはスマホを認識をしても素直にROMが更新できず、以下のサイトに記載の方法でSP Flash Toolが更新が可能でした。

DOOGEE MIXでSP Flash Toolを使ったときのメモ

国内、海外通販を通して買えるもので、気になったものや購入して試したことなどをメモするブログです。

◎ブートローダーをアンロックする

後にTWRPをRAMブートをするのに必要です。

○開発者向けオプションの「OEMロック解除」を有効にする

・設定→端末情報→ビルド番号を複数回クリックし、開発向けオプションを有効化する。

・設定→開発向けオプション→OEMロック解除を有効にする。

○ADBコマンドを使えるようにする

ADBコマンドを利用するには通常はAndroid SDKが必要ですが、 ADBコマンドだけが使えればよいので、以下の方法でADBコマンドをインストールしました。

Android SDKが不要! 15秒でADBコマンドが使える『15 seconds ADB Installer』の導入方法

こんにちは、りゅーくんです。 今回は、今まで面倒だったADBコマンドの通し方を超簡単にする『15 seconds ADB Installer』の導入方法のご紹介をします。 なお、環境変数の設定も不要です。 Android SDKが必要だよ!!という人は、 こちら...

・「adb-setup-1.4.3.exe」をダウンロードし、パソコンにインストールする。

○コマンドプロンプトからブートローダーをアンロックする

・fastbootモードを起動します。
C:\>adb reboot bootloader

・デバイスが認識されているかを確認します。
C:\>fastboot devices
MZFALJEAEXXXXXXX        fastboot

・ブートローダをアンロックします。
C:\>fastboot flashing unlock
...
(bootloader) Start unlock flow

OKAY [ 33.800s]
finished. total time: 33.800s

・fastbootモードを終了します。
C:\>fastboot reboot
rebooting...

finished. total time: 0.000s

・スマホが初期化され、ブートローダーがアンロックされます。

◎Magiskを入れてROOT化する

ブートローダをアンロックすると、好きなイメージファイルをRAMブートすることができます。
TWRPをスマホに入れるのは現時点ではできておらず、TWRPが入っているROMイメージファイルをRAMブートします。
RAMブートしたTWRPからMagiskをインストールします。

〇イメージファイルをRAMブートして、TWRPを起動する

・パソコンのCドライブ直下などに「recovery-20170912-t1-twrp.img」ファイルを置く。

・スマホのどこかに「Magisk-v14.21420.zip」ファイルを置く。

・fastbootモードを起動します。
C:\>adb reboot bootloader

・デバイスが認識されているかを確認します。
C:\>fastboot devices
MZFALJEAEXXXXXXX        fastboot

・fastbootコマンドでRAMブートします。
C:\>fastboot boot recovery-20170912-t1-twrp.img
downloading 'boot.img'...
OKAY [  0.609s]
booting...
OKAY [  0.047s]
finished. total time: 0.656s

・TWRPが起動します。

〇TWRPからMagiskをインストールする

以下のサイトの「Magisk本体をインストール」からの手順がわかりやすいです。

【追記あり】「Magisk」を使ってアプリのroot化端末チェック(SafetyNet)を回避する方法 | AndMem

Android PayやPokémon GOでは「 SafetyNet API 」という厳しいシステム改変・rootチェック機構が使用されています。 このようにシステム改変をチェックする機構であるSafetyNetですが、実は回避する方法があります。 それが「 Magisk 」です。...

これでRoot化が完了します。
お疲れさまでした。


1 件のコメント :

  1. このroot化する方法で同騎手のUlefone T1 premium edition 128GBの物でもroot化可能ですか?

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