Android 4.4.2 (KitKat) スタンバイ時のバッテリーの異常消費

Android 4.4.2 (KitKat) で何の不満もなくスマホを利用してきたところ、旅行をしたときに何かをきっかけに突然にバッテリーの消費が早くなってしまいました。
その減りのスピードは速く、1日2回の充電をしないと安心をして使えない状態になってしまいました。

原因を調べてみる

Battery Mixでバッテリーの使用状況を見てみるとLINEのバッテリー消費が比較的多いことに気づくぐらいで、他に特に気になる点は無いようでした。
そこてLINEを停止してみても状況は変わらず、他のアプリも片っ端から停止しても同様で、どうやらアプリが原因でバッテリーが異常消費をしていなさそうでした。
依然にキャッシュが悪さをしてアプリの動作がおかしいことがあったので、キャッシュのクリアも実施しても状況は変わりません。

ネットで事例を探す

最初からそうすればよかったのですがググってみると、Androidのバージョンに相違はありましたが、Wi-Fiが原因でバッテリーを消費しているという記事を見つけました。
Battery MixではWi-FiはOFFになっているように見えましたし、実際にWi-FiはOFFとなって接続はされていませんでした。
しかしAndroid標準のバッテリー情報を見てみると常にONになっていました。
これが今回の問題で、Wi-FiがOFFになっていても、実際は裏ではONになっているというAndroidの不可思議な仕様に完全に騙されていました。
これでようやく原因と思われるものが特定できました。

対策を実施する

ネットの情報では、Wi-Fiのスキャンによる位置情報取得プロセスが原因で、「常にスキャンを実行」をオフにするのが良いとありましたが、この際は徹底的にWi-Fiの設定で困らないものはOFFにしてみました。

スマートネットワーク切り替え

Wi-Fiの設定画面にあるスマートネットワーク切り替えをOFFにしました。
意図しないで自動でWi-Fiに切り替わっても困りますし、家のWi-Fiが安定をしなければ手動でWi-FiをOFFにすればよいので、不要と判断しました。

スリープ中のWi-Fi接続

Wi-Fiの設定画面でナビゲーションボタンを押して、表示されるメニューから詳細設定をタップすると、詳細設定を開くことができます。
「スリープ中のWi-Fi接続」の設定を変更しますが、以下の3つの選択肢があります。
・常に使用する
・電源接続時にのみ使用
・使用しない(データ使用量が増加)
これを「電源接続時のみON」から、「使用しない(データ使用量が増加)」にしました。
データ使用量が増加とありますが、Playストアの自動更新を「Wi-Fi接続時のみ」にしておけば大きなパケットを消費することはないと思います。

スキャンを常に許可

詳細設定画面にある「スキャンを常に許可」を、ネットの情報の通りにOFFにすると劇的に改善をしました。
これがどういった機能なのかがよくわからなかったりしますが、OFFにして何も困っていません。

結果

Android標準のバッテリー情報でWi-Fiが常にONになることが無くなり、バッテリーの消費も劇的な改善をしました。

最後に

何かの拍子にWi-Fiの設定が勝手に変わってしまう原因が分かっていないのが気になるところですが、意図しないでこれらの設定がONになることがあるようです。
Android Ver.6でもこのような事象が発生するようですし、Androidを利用する際には注意が費用な設定です。


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