この複合機は珍しくセンサーがCCDで、フィルムもスキャンできたのですが、古い機種なので仕方がないところです。
センサーがCCDではない複合機は持っていて、古いフィルムをスキャンして整理をしたいので、以下の条件を満たすスキャナーをヤフオクで探してみました。
1. Windows10 64bit版のドライバーが提供されている
2. ネガフィルムがスキャンできる
3. 付属品が揃っていること
4. 5千円以下
1. Windows10 64bit版のドライバーが提供されている
これはEPSONの一択でした。
EPSONは10年以上の古い機種でも、Windows10 64bit版のドライバーを提供しています。
サポートの手間とか買い換えの促進から、普通は古い機種へのドライバーは提供しないので、この企業姿勢は高く評価できると思います。
2. ネガフィルムがスキャンできる
機種によってバラつくので、機種ごとに対応可否を調べる必要があります。
3. 付属品が揃っていること
注意がすごく必要でACアダプターがなかったり、フィルムをつけるアダプターがないなど、付属品に欠品があるものが多く出品されています。
説明を省いてぼやかすような出品者もいるので、注意深く見る必要があります。
探し始めると機種が分からないと判断が出来ないことに気づき、5千円以下で出品されているものから購入候補を簡単に表にまとめてみました。
機種名 | センサー | 解像度 | 発売日 |
GT-9800F | オンチップマイクロレンズ付カラーCCD (α-HyperCCD) |
主走査3200dpi 副走査6400dpi |
2002年11月 |
GT-F520 | オンチップマイクロレンズ付6ラインカラーCCD (α-Hyper CCD) |
主走査3200dpi 副走査6400dpi |
2005年06月 |
GT-F600 | オンチップマイクロレンズ付6ラインカラーCCD (α-Hyper CCD) |
主走査4800dpi 副走査9600dpi |
2004年10月 |
GT-X750 | オンチップマイクロレンズ付6ラインカラーCCD (α-Hyper CCD) |
主走査4800dpi 副走査9600dpi |
2005年06月 |
GT-F670 | オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD (α-Hyper CCD II) |
主走査4800dpi 副走査9600dpi |
2007年06月 |
GT-X770 | オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD (α-Hyper CCD II) |
主走査4800dpi 副走査9600dpi |
2007年09月 |
GT-F720 | オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD (α-Hyper CCD II) |
主走査4800dpi 副走査9600dpi |
2008年09月 |
GT-F730 | オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD (α-Hyper CCD II) |
主走査4800dpi 副走査9600dpi |
2010年06月 |
分かってきたことは4桁の型番は15年以上前の大変古い機種なので、検討から除外です。
3桁の型番でFやXで始まる型番がネガフィルムのスキャンが可能で、数字が大きくなるほど新しいということでした。
結局、センサーが新しい世代で価格や商品の程度を見定めてEPSON GT-F670を送料込みで3千円で落札しました。
幸いにして完動品で付属品も揃っていて、ネガフィルムのスキャン画像も満足できるものでした。
実はもっと高精細で撮れないのかと思ったのですが、大半のネガフィルムがコンパクトカメラのもので、ネガフィルム自体の画質が良くなく、この機種で十分でした。
(↑約20年前のニューヨーク島の写真をスキャンしてみました)
今は正常に動いていますが古い機種なので、壊れる前にどんどんネガフィルムをスキャンしないといけないですね…
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