スバル XV 2.0i-L EyeSight を購入(2.納車)

スバル XV 2.0i-L EyeSightが、約2ヶ月で納車されました。
走行距離が500km程度で、まだ走り込んでいない状況ではありますが、完全な個人の主観で点数(5点満点)をつけてみました。

デザイン

個人的な感覚ですが、フロントはスバルらしい四角いフロントグリルのキープコンセプトなデザインで、良い捉え方をすれば無難だけど洗練さ続けていて安心感があり、悪い捉え方をすれば先代のXVから代わり映えがないデザインです。

色はシルバーにしましたが、カールグレイカーキーのようなカジュアルなイメージはなくなり、スポーティーな感じに変わります。
色の販売比率ではカールグレイカーキーが3割、ホワイトが3割、シルバーが1割程度とのことで、シルバーはXVではマイナーな色です。

(2017/11/09追記)
たまたま先代のXVが近くに止まったことがあって見比べていたら意外と差があり、特にリアは結構変わっており、先代の丸っこい感じのテールランプから、直線的でスタイリッシュな感じに変わっていました。
最近はC-HRを多く見かけるようになりましたが、XVの方がデザインは良いと個人的には思います(C-HRハイブリットの燃費は大変魅力ですが)。

点数:★★★★☆(4.5/5点)

フロント
フロントサイド
サイド
サイドリア
リア

インパネ

多機能なことが災いしてボタンがたくさんあり、特にハンドルは18個ものボタンが乱立をしています。
購入時に説明が無くて後から気づいたことですが、ハンドルの左側がインフォメーションに関連するボタン、右側が走行に関連するボタンと分けられてはいて、一応は整理はされてはいますが、ハンドルに不要なボタンが多い印象です。

例えば、車のセンターにあるマルチファンクションディスプレイの切り替えボタン(ハンドルの[INFO]ボタン)や、メーターに付いているマルチインフォメーションディスプレイの切り替えボタン([↑]と[↓]ボタン)が、ハンドルに必要なのかと思います。
これらのディスプレイ表示を走行中に変えれるようにハンドルにボタンがあるのかもしれませんが、走行中に切り替えていたら危険ですし、それを助長をするような設計には疑問です。 
それぞれのディスプレイの近くに切り替えボタンがある方が分かりやすいと思うのですが、考え方が古いのかもしれません。

走行モードは「インテリジェントモード(I)」と「スポーツモード(S)」に切り替えできますが、間違ってアクティブレーンキープ付近のボタンを押すことがありました。
昔のようにセレクトレバー(ATレバー)にパワースイッチが付いている方が使いやすいです。

フューエルレバーの場所が足元にあるのもどうなのかと思いますし、残念ながら私は辛口の点数になってしまいました。

(2017/11/09追記)
人間は学習能力があるので、最初は違和感だらけのインパネもすっかり慣れました。 
操作性はイマイチと感じるのは変わらないですが、こういうのもありかなと思うようになり、2→3点に変えました。
ただ嫁は音量ボタン以外のハンドルのボタンを使いこなすのを諦めて、まったく押さないです…

点数:★★★(3/5点)

ハンドル(ボタンがありすぎ..)
ワイパースイッチの裏にトリップ
リセット(見つけにくい)
ハンドルの右側に
エンジンスイッチと各種スイッチ
上部にアイサイトのスイッチ
足元にフューエルレバー
(足元で汚れるところに何故..)
セレクトレバーと
電動パーキングブレーキ
カーナビとエアコン
USB電源と電源ソケット
パワーウィンドゥ
スイッチ

エンジン

試乗時にあった「思ったよりパワーがない」という感覚が、少し薄らぎました。
初期型ノート(1.5L 直4)より低回転域~中回転域(高回転域は慣らし運転中につき未評価)まで確実にパワーがあり、街乗りや高速が楽になりました。
普通の運転では2,000rpm程度の回転でそこそこ加速をしてくれますし、3,000rpm以上を回す必要はないです。 

多きな不満はないですが、力がモリモリあるという感じはなくて、マイルドでおとなしいエンジンであるのも事実です。
そういう人はスバルならレヴォーグ(ターボ)に乗りなさい、ということだと思います。

エンジン音は静かで、ボクサーエンジンの良さである振動が少ないところは良いです。

(2017/11/09追記)
エアコンをいれた多人数乗車時にパワー感は薄いと感じますが、アクセルを踏めばそれなりにパワーが出ます。

点数:★★★★(4/5点)

ミッション

CVTに10年間も慣れた身には違和感はないですし、初期型ノートより確実に進化をしていることを感じます。
アクセルに対する追従性が良く、アクセルを踏めばエンジン回転が素直に上がってくれるが良いです。

しかし、CVTならではの発進時の癖があり、これが点数を下げる要因になります。
ECOを意識したアクセルの開度が少ない発進をすると、発進時は2.000rpmまで上がって出足は良いですが、2,3秒で回転がすとんと落ちてしまいなす。
エンジン回転が落ちた後は途端に加速が鈍くなり、再度アクセルを踏んで回転を意図的に上げる必要があります。
このストンと回転が落ちるのが嫌いですが、回避策としては最初からある程度アクセスを踏んで、回転をあまり落としすぎないことです。

バドルシフトですが、使ってみましたがいらないです。
私はCVTにはく無意味だと思います。

点数: ★★★(3/5点)

乗り心地・コーナリング

サスペンションは固すぎず柔らかすぎず、ちょっとした段差を超えたときの振動のおさまりもいいです。

カーブでの車の安定性は大変素晴らしく、背が高いSUVにも関わらず、慣れた道を初代ノートと同じスピードで曲がったときのレベル違いの安定感に、大変ビックリさせられました。
カーブで車が傾かず、車が地面にビタっと接して曲がってくれる感じです。 

これらは新プラットフォームの採用やVDC、アクティブ・トルク・ベクタリングなどの相乗効果だと思うのですが、この車で一番気に入ったところです。

(2017/11/09追記)
この車の最大の利点のコーナリングは、今でも気持ちが良いです。
是非試乗をするなら(怒られない程度に)飛ばし気味で曲がってみてください。
ECOタイヤなのでグリップ感が薄いのが少々残念ですが、普通に運転をするなら十分です。

点数:★★★★★(5/5点)

走行音

ロードノイズは17インチタイヤであることもあってか低速域でも高速域でも少なく、カーオーディオの音が良く聞こえるようになりました。
ロードノイズはタイヤでも大きく変わってきますが、 標準装備のヨコハマ ブルーアースE70はどの速度域でも静かなタイヤだと思います。

点数:★★★★★(5/5点)

燃費

殆ど郊外を走ってECO運転を意識した初回の燃費が12.7km/lで、初期型ノートとほぼ同じ燃費でした。
初代ノートと新型XVでは、車の重量や大きさが違うのにも関わらず、ほぼ同じに燃費の収まるところに進化を感じます。
ただ今時点のノンハイブリットの2Lであることを考えれば、標準的な燃費だと思います。

(2017/11/09追記)
信号が多くない郊外の運転が殆どですが、燃費は12~13km/lを指すことが多いです。  
JC08モードで16.4km/lの車なので、こんなもんでしょう。

点数:★★★★(4/5点)

その他 

カーナビはディーラーで画面の綺麗さでイチ押しだったダイアトーンサウンドナビにしましたが、その通りで日中でも画面が綺麗です。
パナソニックナビで感じた日光の映り込みによる見にくさが少ないです。 
スピーカーがフロント4スピーカーとリア2スピーカー構成ですが、ダイアトーンサウンドナビの音の良さもあって、なかなかの音を聞かせてくれます。
フロントスピーカーは変えるつもりでしたが、このままでも良いかもと思ったりします。 

ダイアトーンサウンドナビ
スバルと言えばアイサイトですが、全車速追従機能付クルーズコントロールはさすがの追従性で、特に長距離ドライブのドライバーへの負担軽減に大いに役立ちそうです。
スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)は、オプションで少々価格が高くなりますが、雨のような視界が悪い時でも後方の車の存在をしっかり教えてくれるのが良いです。
画像はエンジン始動時のスバルリヤビークルディテクションのLEDインジケーターですが、 雨天時でも良く見えます。

スバルリヤビークルディテクション
(2017/11/09追記)
クルーズコントロールは高速運転で本当に楽です。
アイサイトの性能が良いので、車速追従もしっかりしています。

総評

良い点はとにかくカーブでの安定感が素晴らしく、カーブで飛ばしたくなる車です。
SUVなのに峠で走らせたら面白いと思います。
足回りなどの良さと比べてエンジンパワーは控えめで、もう少し欲しい感じはしますが、街乗りや高速では十分な動力性能を持っています。

残念な点は、CVTも悪くはないんですが、回転が変わらないまま車が加速をしていくのは面白みがなく、アクセルが高開度の際に自動的にステップ変速となる変なギミックを入れるぐらいなら、素直に多段ATやDCTになったりすると更に魅力が増すと思います。
(スバルはCVT推しなので、簡単ではないでしょうけど)
インパネのボタンの多さは正直気にいらないですが、大抵のボタンはあまり押す必要がないものが多く、あまり気になるポイントではないのかもしれません。

この車の購入を検討される場合は、エンジンやCVTが不満がないレベルなのかをよく確認されることをお勧めします。
ただ、この価格帯で良くできている車なのは間違いないと思います。

完全に個人的な感覚の点数ですが、こんな感じです。

デザイン:★★★★☆
インパネ:★★★
エンジン:★★★★
ミッション:★★★
乗り心地・コーナリング:★★★★★
走行音:★★★★★
燃費: ★★★★

総合点数:★★★★☆(4.5/5点)

2018/5/9追記

こんな変な感想なのに、多くの方が見てくれるようでビックリというかありがたいです。
最近はC-HRが爆発的に増えていますが、XVも見かけるようになってきており、コンスタントに売れているみたいです。
Bのトリップメーターを購入時から一度もリセットをしていないことに気づき、燃費を見てみると13.3km/lとなっていました。
近所の買い物や移動をメインにほぼ郊外で走り、たまに高速に乗るという条件もあって、悪くない燃費かと思います。
ただ、稀に都心部を走ることがありますが、都心部でストップ&ゴーを繰り返すと、確実に燃費が悪くなりますので、この燃費は無理です。

気になるのはやはりハンドルのボタンで、油断をすると左右を間違って、ラジオのボリュームを下げたつもりが、オートクルーズの車速が落ちていく..なんてことがあります。
私だけなのかな..
嫁は相変わらずハンドルのボタンは、ラジオのボリューム以外は絶対に触れません。

アイサイトは安定して動作をしていますが、例えば工事区間で急なS字カーブになっているようなところがあると、稀に誤動作をします。
幸いにして緊急ブレーキまでは動いていないですが、普通に走っていて急に「ピーピー」と警報音がなるとちょっと焦ります。
少々イレギュラーな道路状況には弱いところも見えます。
なお、すごい濃霧の中で泣く泣く走ったことがありますが、この場合はアイサイトは白旗を上げて自動的にOFFになってました。

購入してから半年以上が経過しましたが、乗りやすくていい車だと思うのは変わりません。


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